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中国の大気汚染に対して、もっと積極的な対応を取るべきだ!


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 中国の大気汚染が拡大し、日本への影響も無視できなくなってきたことは、皆さんも報道を通じてご理解されているところだと思います。

 中国環境保護省によれば、大気汚染の濃霧は中国の国土の1/4を覆い、約6億人に影響を及ぼしたそうです。肺がんやぜんそくを引き起こす微小粒子物質PM2.5は、場所によっては1000マイクログラム/立法メートルを超え、世界保健機関(WHO)の基準値(25マイクログラム/立法メートル)の40倍以上にも達しました。

 中国国内のインターネット上では、以下のような皮肉も話題になっているようです。

 「経済成長の成果配分が不公平だって?今日われわれ全員がこの成果を享受した」

 我が国に対する被害も、想像以上に深刻です。産經新聞によれば、蔵王山頂の樹氷のphは、調査を開始した平成3年頃は平均で5.6程度だったのが、今冬は4.0から4.5となるまで酸性化が進んだそうです。平成23年2月2日から6日にかけては3.2だったそうで、気流の変化によっては非常に大きな影響を受ける立場になっていることがわかります。

中国からの大気汚染、蔵王の樹氷にも飛来

 ところが、これに対する日本政府の対応は未だに鈍いと感じざるを得ません。汚染物質の排出抑制対策の強化を求めたのは当然として、それ以上には踏み込んでいません。いつまでにどのような対策を講じるのかの報告を求めた形跡はありませんし、そうした対策がとられなかった場合の損害賠償などにも論及していません。中国本土からかなり離れていると思われる大阪府枚方市でも63.7マイクログラムという数値が既に記録されている(1月13日)のに、非常に鈍いのです。

 石原環境相は「健康被害が出る前に、しっかりとした対策を取っていく」と2月5日に述べていますが、枚方市のデータから見てもほぼ1ヶ月遅れであり、明らかに遅いといえます。

 そもそも中国には常識が通用しません。北京で大気汚染濃度を測って公表した米国大使館に対して、「外交人員有義務尊重接受国法律」(外交官は受け入れ国の法律を尊重する義務がある)、「不能干涉接受国内政」(受け入れ国の内政に干渉することはできない)との圧力をかけています。大気汚染濃度を測って公表したら内政干渉になると、平気で口にできる国だということを、頭に置いておきたいところです。

 この問題で、台湾や韓国にも共同歩調を取るように呼びかけ、国連などの場においても繰り返し問題にするような対応を、日本政府にはぜひともやってもらいたいものです。日本がこれまでよりも踏み出した対応をとることで、日本国内の中国に対する方針転換をメッセージとして伝えることができます。そしてそのことは、環境問題のみならず、軍事面においても大きな意味を持ちえます。

 いつまでもおとなしいだけの日本ではないというメッセージを、こうしたチャンスを逆手に取って中国にきちんと伝えることが大切だと思われる方は、ブログランキングへの投票をお願い致します。


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コメント

1. お疲れ様です

言うべき事は、言わなければならないという事ですね。
それが、今までの弱腰外交だったわけですからね。

2. Re:お疲れ様です

>syo-tenさん
まさにその通りです。軍事的なことだと国内でタブー視されてしまうことを恐れるなら、このような非軍事的なことで強めの対応をしたらよいのにと思ってしまうわけです。

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