記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TPPは中国包囲網にはなりえない



 「ブログ祭り2013年春」に、「岐路に立つ日本を考える」は参加いたします。
詳細は上記バナーをクリックしてみて下さい。



社会・経済(全般) ブログランキングへ

 グリーンランドの位置と大きさはおわかりになるでしょうか。今回はこのグリーンランドの話です。




 上記で確認して頂いたように、グリーンランドは実に広大な土地で、おまけに鉱物資源が実に豊富です。雪が邪魔してきたために、開発は今までほとんど進んできませんでしたが、最近はいろいろと着目されるようになってきました。

 このグリーンランドの鉱山開発に、アメリカのアルコアとか、イギリスのロンドン・マイニングといった会社が参入してきましたが、これらの企業は地元にいる人たちを雇用することは考えていません。グリーンランドは雪に閉ざされてきたこともあって、人口はわずかに5万7000人足らずしかおらず、現地の労働力に頼って鉱山開発を手がけることができないためです。

 そこでこの両社はどうやって鉱山開発の従業員を手に入れることにしたかといえば、中国人を調達することにしたわけです。当然、中国政府と深い仲になっていなければできない所業です。調達される中国人労働者の数は5000人ほどではないかと見られていますが、非常に危険な臭いを感じませんか。5万7000人足らずしか住んでいないところに、5000人の中国人労働者を移入するというのです。

 両社が事業規模を拡大した時には、さらに多くの中国人労働者が調達されることになるでしょう。そして彼らが家族も呼び寄せたいとか言い出したとしたら、どれだけの数の中国人が押し寄せることになるかわかりません。グリーンランドはデンマークからの独立を目指していますが、そこにこの中国勢力が絡んでくる可能性は当然濃厚です。

 アルコアはアメリカの会社ですし、ロンドン・マイニングはイギリスの会社ですが、中国政府との結びつきを強めることで特殊権益を手に入れられるようになったのでしょう。それは両社の強みにももちろんなったのでしょうが、逆に見れば、中国政府に弱みを握られることになったということをも意味し、こうなると容易に中国政府を裏切ることはできないということになります。「毒を食らわば皿まで」ということにならざるをえません。

 さて、TPPは対中包囲網だという話がありますが、上記の話と絡めてぜひ考えてみてもらいたいのです。建前はアメリカ企業でも、その中には中国の息のかかった企業はいくらでもあるはずです。そもそも中国系アメリカ人が設立する会社はアメリカ企業であって、中国企業ではありません。日本企業とアメリカ企業を全く差別させることなく日本国内で仕事ができるようにするということは、中国の息のかかった企業でも建前がアメリカ企業であれば、日本国内で堂々と仕事ができるようにするということです。

 TPPは国家主権を事実上放棄するような仕組みになっており、中国の影響力が強い会社を排除しようとしてもできない形になります。しかもいったん緩めた規制を再び強化することは許されないラチェット規定が盛り込まれる可能性が濃厚ですから、一度緩めて失敗に気がついても、元に戻せないことになります。つまり、対中包囲網としての効果は実に薄いということになります。

 こうしたことを考えた場合に、何らかの条件を満たせばTPPに参加してもよいなどということはないものだということが、わかるのではないでしょうか。

 TPPには断固として反対すべきだという意見にご賛同頂ける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


社会・経済(全般) ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメント

1. こんばんは!

先日、ある方のブログで三橋さんのTPPの動画を見ました。
とても恐ろしい仕組みになっています。

これは、ホントに恐ろしいです。
仕組まれてる様な気さえ感じました。

2. Re:こんばんは!

>syo-tenさん
おっしゃるとおり、まさに仕組まれているものだと考えた方がいいです。クライメートゲート事件のように、TPPに関する全ての情報が漏洩することを期待しています。誰かやってくれないかな?

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

朝香豊AY

Author:朝香豊AY
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。