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離島売買が絡んだ殺人事件の恐怖


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 西表島(いりおもてじま)が尖閣諸島のほぼ真南にあるのは、ご存知でしょうか。下図でご確認頂くとよくわかるかと思います。



 さて、この西表島に隣接して、内離島(うちばなりじま)と外離島(そとぱなりじま)という二つの小島があるのですが、この小島の売買に関わって殺人事件が起こっていることを、皆さんはご存知でしょうか。

 この島は親日家の台湾人の陳進福さんという方が所有していたのですが、高齢になってきたこともあって売却してしまおうと考え、西表島で民宿を経営している知人に相談をされました。そこでこの知人は民宿の外に土地売買の広告看板を掲げたのだそうです。そうしたら、この島の購入を求めて中国人一行が接近してきたわけです。彼らはこの民宿に宿泊しましたが、宿帳への住所・氏名の記載を断固として拒んだのだそうです。但し、陳進福さんは親日家であり、中国人には絶対に売らないと言って、売買については拒絶されたようです。

 この一連の動きについては昨年(平成24年)の「正論」7月号に軍事評論家の井上和彦氏が書かれておりますが、この後に事件がおきたのでした。なんと、この土地所有者の陳進福さんと奥様の張翠萍が本年2月に台湾で失踪し、水死体で発見されるという事件が起こったのです。正確に言えば、二人の遺体はともに鋭利な刃物で刺されており、明らかに他殺であって、溺死ではありませんでした。この事件は台湾では大きな話題を呼んだようです。

 ところで、ここまでの話だけで考えれば、中国が怖いということ、中国の触手が既にこんなところまで及んでいるということ、そして日本国が外国人の土地所有についてあまりに無頓着だといった話になるかと思います。

 ところが話はここまででは終わりません。「東森新聞」という台湾のニュース専門のテレビ局がとてつもない「スクープ」を報道したのです。日本政府がこの島を自衛隊の基地とするために買いたいと陳さんに接近して、陳さんが断っていたというのです。陳さんは実は日本嫌いだったのだそうです。さらに、香港人から購入の打診があり、こちらについては密かに商談が進んでいたというのです。この商談が進んでいたことを「証明」する「覚書」を、この台湾のテレビ局が入手し、報道したというわけです。そして、陳さんが1980年にこの島を購入した時の価格はわずかに50万円だったけれども、それが今や1億5000万円にまで高騰しているというのです。

 この報道に接した台湾の人たちは、この殺人をどのように思うでしょうか。香港人が購入する方向で動いていた話を、中国政府が不愉快に思って殺害に走ることはないと考えるでしょう。日本政府が自衛隊の基地を作るために金に物を言わせて陳さんに迫ったものの、陳さんに拒絶された上、さらに水面下で香港人と交渉を進めていることを知って、暗殺に及んだと考えるのが自然な流れだろうと思います。そこまでの推測を台湾メディアが明確に行っているわけではありませんが、一連の情報を矛盾なく理解しようとすればそのような理解になっていくような報道が、現実には行われているわけです。

 ちなみに、香港人の売買交渉があったということは、この島の売買を任されていた民宿経営の知人の方は知らされていません。むろん日本の自衛隊が購入に動いたなどという話も知人の方は聞いておりませんし、金額が1億5000万円にまで高騰しているなどということも実際にはあるはずもありません。そもそも、香港人の売買交渉の覚書なるものにしても、個人的なメモのようなもので足りるわけですから、いくらでもでっち上げることができるはずです。事実関係の全体がわかる立場には私はありませんから、あくまで憶測でしかないとの断りを入れておきますが、中国政府が世論操作の工作を行った可能性が高いのではないかと、私には思えます。実際、近年台湾のマスコミには中国資本がしっかりと入り込んでおり、中国寄りの報道が多くなっていることはよく指摘されるところです。

 日頃あまり意識していない間にも、私たちは情報戦の中に巻き込まれていると考えておいた方がよいのではないかということを、この事件をきっかけにして私は再確認した思いです。情報戦が様々に繰り広げられる中で様々なイメージを持ち、それに基づいて様々な判断を行っていっているはずです。自分では自分の頭で考えた通りに判断をしているつもりであっても、実は作られた情報に踊らされているだけということが当然ありえます。そしてこのような情報戦を仕掛けてくる勢力に我々は囲まれて生活しているという現実から、目をそむけてはならないと考えます。

 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持することなどできないということを再確認された方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


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 台湾で報道されている内容の詳細をお知りになりたい方は「お気に召すままサンライズ・タイム」の記事をご覧ください。

 また、この話をテレビで語っている井上和彦氏のお話も、よければご覧ください。

【スクープ】外離島を売らないと断った地主が殺害... 投稿者 kittyu2012


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コメント

1. 叩かれるのを承知で

ブログ主様はじめまして。

中韓、とりわけ中国に対しては腰砕けになってもいいんじゃないか?と中ば自棄になっている今日この頃です。

「国想う人々」に日本をミスリードされるくらいなら、もうアメリカ51番目の州になるのも手か?と思うくらいです。
何が「アメリカ様」だよクソッタレ。

酔っぱらていてごめんなさい。

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