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ピンぼけの放射線漏れ事故報道を行うマスコミを糾弾する!


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 東海村の加速器実験施設「J―PARC」の放射性物質漏れ事故に関する報道が、テレビを中心に大々的に行われていますが、これほど大々的に取りあげて報道すべきものなのかどうかという疑問を、率直に持たざるをえません。

 まず、被爆した職員のうちの最大被曝量は 1.7mSv ということですが、CTスキャン1回分の被曝量がおよそ 6.9mSv であることと比較して考えてみてもらいたいです。要するに今回報道されていることというのは「CTスキャン1/4回分もの被爆をした職員も出た。大変なことだ!」と報道しているということになります。この線量が健康上に問題のあるレベルであるなら、CTスキャンは禁止しなければならないはずです。

 マスコミは「放射性物質を確信的に外部に放出して実験を続けるなど、研究者たちの安全意識の薄さも浮き彫りになった」などと報じましたが、研究者たちはこの実験施設と無関係の一般の人々が被爆する状況を作り出したわけではないでしょう。実験を継続すれば自らの被爆量を高める可能性が高いことは理解しながら、研究者たちは敢えて行ったにすぎません。裏返して言えば、研究者たちはこの程度の被爆が自分たちの体に何らの影響もないことを知っていたからこそ、実験を継続したのでしょう。ただ、自分たち研究者内部での常識と、こういう問題を必要以上におおげさに報道したがるマスコミ界での常識とのズレの大きさについて、研究者は理解していなかったということにはなります。だからといって研究者たちを非難するのは間違っているとは思われないでしょうか。今回の問題で研究者とマスコミのどちらに問題があるのかといえば、それはマスコミの側であることは明らかです。

 換気を行って建物の外に放射線を漏らしたことも非難されていますが、では建物の外に放射線を漏らさずに職員の内部被曝量が高くなった方がよかったというのでしょうか。建物外部には人は殆どいないでしょうし、すぐに拡散して急激に線量が下がることも理解できます。建物の立つ敷地の外まで、計測できるレベルでの影響を及ばさないことも計算できた上での処置でしょう。普通に考えてみれば、研究者たちはこの事故に対してさほどおかしな対応をとっているわけではないということが理解できると思います。

 ところがこのようなおかしな報道が盛り上がることによって、今後同様の事故が将来発生した時に、研究者たちが適切な対応が取れないところに追い込まれるという、実にばかばかしい事態を招き入れることになってしまいます。

 そもそも加速実験設備で発生する放射線自体が大したレベルに達するものではなく、反応が加速度的に連鎖的に続いていくものでもありません。換気扇に放射性物質を吸着するフィルターが付けられていなかったことも問題視されていますが、わたしからすれば、実質的にはそんなものの必要度はこの施設にはないと言ってもよいでしょう。

 今回の真の問題はそんなところにあるわけではありません。問題は、5年間何の問題もなく実験が行われてきたのに、今までと同じ手順で実験を行いながら、なぜ今回は通常時の400倍もの出力が発生したのかというところにあります。例えば、外部からのハッキングによって施設内部のプログラムが改編されていたといったことがあったとすれば、それの方が遙かに問題が大きいわけで、ここの原因追及こそ大切にされるべきです。

 この点で、今の報道のあり方はあまりにおかしな方向を向いています。放射線と聞けば常に必要以上に危険だと考え、エキセントリックな報道を行う一方で、真の問題の解明には背を向ける報道姿勢には、大変疑問に感じざるをえません。この見解にご賛同頂ける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


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コメント

1. 反原発

反原発運動の1つですかね。ここまでしてマスコミが原発を無くしたい理由はなんなんでしょうか?
特アが日本に核を持たせたくないからですか?

2. Re:反原発

>Dさん
恐らくそういうこと(反原発運動)なんでしょうね。無責任に「危ない、危ない」と言っていた方が視聴率を稼げるという意味合いもあるでしょうが、日本を弱体させたい勢力の工作が効いているという側面もあるのでしょうね。

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