記事一覧

道州制の議論は、平成の大合併の検証の上で考えよう!


政治 ブログランキングへ

 平成の大合併によって、多くの市町村が統合されました。私の実家のある三重県の長島町も近隣の桑名市の一部となりました。

 さて、この平成の大合併ですが、合併された自治体の住民は一般に喜んでいるのでしょうか。

 私の実家の長島町で聞こえる声としては、合併後の桑名市議会では長島町のことを考えてくれなくなったというものが多いように思います。長島町は日本を代表する大レジャーランドの長島温泉(グランスパー長島)があるところで、財政面では桑名市に対して非常に大きな貢献をしているだけに、見返りが少ないとの不満は特に出やすいという面もあるでしょう。

 ですが、仮にそういう特別な事情がなかったとしても、同様の不満が出ていただろうと思います。というのは、今までは長島町民だけで町議会を構成し、長島町をよくするのにどうすればよいかと議論していればよかったのが、桑名市になってからは、長島町のことを集中して議論するということ自体がなくなっているはずだからです。

 つまり、行政の広域化が進むと、地元密着の住民自治は後退し、それに対して不満を覚える人たちが当然多く発生することになります。

 この流れで道州制を考えてみたらどうでしょうか。県単位でものを見る視野は失われ、数県を統合した州単位でものを見ることが一般化すれば、その州の州都の位置する県にはよいのかもしれませんが、それ以外の県の固有の価値や固有の問題は、当然ながらあまり検討の対象にされなくなっていくでしょう。「行政効率の効率化」というと聞こえはいいですが、その効率化によって切り捨てられる部分が、各県の特殊性に他ならないわけです。

 「地方分権」という一見耳障りのよい言葉が用いられながら、実質的には地方切り捨てが行われるのではないかという懸念を、私は持ってしまうわけです。少なくとも、行政の広域化によって、地方の特徴が失われる傾向があることは疑う余地はありません。

 道州制の議論は、平成の大合併が何をもたらしたのかということの検証の上に考えるべきものだという意見にご賛同頂ける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。



政治 ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

朝香豊AY

Author:朝香豊AY
FC2ブログへようこそ!