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日本を守らないアメリカに頼るのは間違いである!


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 アメリカは日本を守る側に常についてくれる国なのか?について、今回は考えてみたいと思います。このことを考えるのに非常にわかりやすいのが、尖閣諸島をめぐるアメリカの立場ではないかと私は思います。

 私たちが忘れてはならないのは、アメリカは先の大戦終了後の日本の領土確定を行った国だということです。アメリカは尖閣諸島を沖縄の一部として扱い、それゆえに沖縄返還とともに尖閣諸島も日本に返還してきました。このように自らが主体的に関わって日本の領土だと考えて扱ってきた土地に関して、アメリカは不思議なことに日本の領有権を認める立場に立っていないのです。アメリカは確かに尖閣諸島は日米安保条約の適応対象だということは言っていますが、戦後の経緯からして日本の領土として扱ってきたのが明確であるのに、日本の領土だと明言することをしないのです。アメリカは本当に日本の同盟国なのか?と思わずにいられません。

 もちろん、現実的には米軍が日本に駐留していることで中国を抑止できている側面もありますから、信頼できない米軍には今すぐ日本から出て行ってもらえばよいということにはなりませんが、アメリカが信頼できるパートナーだと考えるのは、幻想でしょう。米本土まで核攻撃の対象にできる中国に対して、アメリカが日本を守るために本格的な武力行使も厭わないなどというのは、およそ非現実的です。

 IMF の World Economic Outlook Databases によると、2012年の購買力平価換算でのGDPアメリカの世界シェアは18.865%であり、中国の世界シェアは14.921%です。GDPにおいては、アメリカはもはやスーパーパワーとはいえない水準にまで落ち込んできているのに対して、中国は既にアメリカとほぼ遜色ない水準にまで大きくなってきているのです。こうした経済力の変化を背景にして、割ける軍事予算も大きな変化が生まれています。この結果、世界の軍事バランスは今急激に変化してきており、特に東アジアにおいてアメリカが中国に対抗する勢力を保持し続けるというのは、現実的には無理になってきました。もはや世界の安全保障に単独で積極的に関わっていくパワーをアメリカは失ってきており、中国などの他の強国とのパワーバランスの上に自国の安全保障を考えざるを得なくなってきているわけです。そしてそれは、アメリカが他の強国の言い分をそれぞれに認めていく方向に動いていくことを意味します。これが中国以外の東アジア諸国にとって悪夢であることは言うまでもないでしょう。日本も当然例外ではありません。

 こうした全体像を俯瞰した場合に、私たちはアメリカとどうつき合っていくべきなのでしょうか。中国に対抗するために、アメリカの要求を次々と飲んでいくべきなのでしょうか。そして要求を次々と飲んでいきさえすれば、アメリカは日本の立場に立って守ってくれるのでしょうか。そんなことは幻想だということは、尖閣諸島の領有権に関するアメリカの見解によって明らかになっているのではないでしょうか。

 我々は軍事的にも経済的にも自主独立路線に向けて舵を切り、アメリカも中国も無視できないだけの力を持った、世界のパワーバランスの一角を占めるべきだという主張にご賛同頂ける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


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コメント

1. 無題

尖閣にしても竹島にしても北方領土にしても、アメリカがニヤニヤしてる気がして腹立ちます。


疑うことを知らない日本人は『中国め!』『韓国め!』『ロシアめ!』と思い、『アメリカがいてくれて助かった』と思う訳ですね。このへんの日本人を騙す技術にアメリカは本当に長けてると思います。

日本近辺で起きてる領土系の紛争は全てアメリカの仕組んだことと考えざる負えません。

北方領土→都合よくソ連が領土奪いにくる→占領軍であるアメリカに対して喧嘩を売ったんですかね?→アメリカがソ連に命令したとしか思えない。

竹島→朝鮮人が1952年に主体的に奪いにきたことになってますが、GHQの支配する日本に殴り込みですか?→事大主義の朝鮮人にそんな度胸があるとは思えません。

結局、日本人に朝鮮と中国とロシアは危険で、アメリカがいないとヤバいんだよと思わせて、テメーたちに日本人の敵意が向くのを反らしてる訳ですよね。

悪の元凶は間違いなくアメリカだと思います。

2. Re:無題

>宝船さん
日本の国境線画定において、近隣諸国とトラブルようにアメリカが画策したことに気付いている方は少ないようですね。世界はみな腹黒いという当たり前の事実から、目をそらしてはいけませんね。
ところで、世界の支配については、アメリカの上にさらにグローバル資本が立っていると考えた方がよいかもしれません。大戦後にアメリカから蒋介石への武器援助が止まって共産中国が誕生するとか、ベトナム戦争真っ最中の1966年になぜかアメリカからソ連への輸出禁止の緩和が進んだりとか、アメリカの国益を前提として考えると辻褄の合わないことを、アメリカ政府は何度も繰返しています。単なる陰謀説にはまりそうでおっかないので、ブログ記事には書きにくいのですが、米政府より上に立つ権力を考えないと説明がつかないなと思っています。

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