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「はだしのゲン」の閲覧制限は当然だ!


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 「はだしのゲン」が松江市の小中学校の図書館では子供たちが自由に読めることをなくすように処置を講じた問題について、大きな騒動になっていますね。

 例えば、毎日新聞は、松江市の教育委員会の判断は「旧日本軍のアジアでの行動などで暴力的な場面があり、子供が自由に読むのは不適切と判断した」というものだが、「作品に残酷な描写があるのは、戦争や原爆そのものが残酷であり、それを表現しているからだ。行き過ぎた規制は表現の自由を侵す恐れがあるだけでなく、子供たちが考える機会を奪うことにもなる。今回のような規制が前例となってはならない。」との社説を掲載しました。

 毎日新聞の立場を単純にまとめると、はだしのゲンの残酷な描写は、戦争そのものが残酷であることの反映であり、現実が残酷である以上そのまま見せるべきであるという考えになるかと思います。

 ところで、はだしのゲンには例えばこんな描写があります。(リンク先をクリックして下さい。別ページで開きます。)

はだしのゲンの描写例

 ここには「首を面白半分に切り落とした」とか「(人間を)銃剣術の的にした」とか「妊婦の腹を切り裂いて中の赤ん坊を引っ張り出した」とか「女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤くだいて殺した」というのが、鮮烈な絵を伴う形で描かれています。

 ここでポイントは2つあります。1つは、こうしたことは本当に日本軍が行ったことなのかということです。戦勝国側、特に中国側からのプロパガンダに単純に載せられているだけのことかもしれないのではないかということです。現在においては歴史研究が進んでおり、日本軍がこれらの行為を行ったということについては非常に強い疑義があるということについて、毎日新聞らはどのように考えるのかということです。中国にある南京大虐殺記念館に掲載されている写真で、当時の南京大虐殺を写したものだという写真が一枚もなかったことが証明されてしまった現代においては、特にこの点での慎重さが求められるはずです。

 はだしのゲンでは「日本が三光作戦という殺しつくし奪いつくし焼きつくすでありとあらゆる残酷なことを同じアジア人にやっていた」と記載されていますが、かなり無理のある話です。中国には「殺光」(殺しつくす)「焼光」(焼きつくす)「搶光」(奪いつくす)というように、「光」という文字に「~しつくす」という意味がありますが、日本語の「光」にはそんな意味はありません。そしてこの「殺光」と「焼光」と「搶光」を合わせたものが「三光」ということになります。つまり、この「三光」という言葉自体が中国人の発想からしか生まれ得ない言葉なわけです。とすれば、中国側からの単純なプロパガンダに著者の中沢啓治氏は疑いを持たずに飛び乗っただけだということになり、描かれている残酷なシーンは日本軍の本当の残酷さを表したものとは極めて考えにくいということになります。このような歴史的事実の認定において大きな問題のある作品を、判断力の乏しい子供たちに無前提に与えてよいのかということは、まじめに考えてみるべきものではないでしょうか。

 もう一つは、仮に百歩譲ってこのマンガで描かれている残酷な描写が旧日本軍の現実の姿だったとしても、そのような残虐な描写をまだ十分な判断能力を持たない小中学生に敢えて見せたいと思うかということです。こうした視点をしっかりと持った場合に、特に学級文庫など、わずかな作品を置くスペースしかない中に、はだしのゲンを入れなければならない理由は何一つないと私は考えます。

 そして「戦争の残酷さ」を伝えるのに、我が国では中国軍の残酷さを取りあげることがタブーになっている現状を、毎日新聞らはどのように思っているのでしょうか。小中学生に対してのみならず、一般の国民に対してでさえ、事実としての残酷さを取りあげることを避けてきました。例えば、中国人民解放軍がバックにつく状態で、生きた自国民の思想犯の人体から臓器を取り出して臓器売買ビジネスに利用しているという中国で今なお展開されている現実さえ、まともに報道したことはあったでしょうか。同様に思想犯の体に薬物を注入して、人体をそのまま剥製化し、「人体の不思議展」などと称して世界中でビジネスとして展開してきたことについても、まともに報道してきたでしょうか。そもそも中国は建国以来まだ70年も経たないのに、自国民を5000万人程度は殺してきた国です。しかもこの国は今、我が国の尖閣諸島と沖縄の領有権を公然と否定する立場に立って我が国に刃をつきつけてさえいるのです。なのに、日本の主要マスコミはこの国が実際どれほど残虐な国であるのかを事実上報道しようとさえしないわけです。そして、その国のプロパガンダにまんまと乗った主張を展開しているマンガについては、そのプロパガンダぶりには目もくれず、年端のいかない子供たちに積極的に読ませたいという立場に立つのは、あまりにも不見識ではないでしょうか。

 こういう問題提起を、ものすごい非難やいやがらせが殺到する危険を敢えて冒して、記者会見などで明確に訴える政治家は、現れてこないのでしょうか。正面からの論争を避けようとする日本的な美徳では、こういう問題は対応できないということについて、日本の政治家はそろそろしっかりと学ぶべきだと考えます。

 特定のプロパガンダに完全に染まっていることを除けば、はだしのゲンは優れた作品だと私は思っています。この世から抹殺してしまえとは全く思っていないです。戦後苦しい中で何とか頑張って生きていった日本人の実際の様子について、肌感覚でわからせてくれるすぐれた作品だとも思っています。それゆえに子供への与え方については真剣に考えてもらいたいと考えています。


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コメント

1. 無題

はだしのゲンは描写がリアルで臨場感があるのはいいんですが、肝心の被爆者の『兵隊さん、私たちの仇を取って下さい。アメリカをやっつけて下さい。』という生の声が載ってませんよね。

どこの国に核落とされて反省する国があるんでしょうか。

はだしのゲンこそが嫌日プロパガンダです。

2. Re:無題

>フナミさん
まさに嫌日プロパガンダですね。
ところで、今回の騒動をきっかけに、はだしのゲンは大ブレークして売れまくっているそうですが、まさにマスコミの狙い通りのことが起こっているのが、実に残念です。

3. 無題

>朝香豊さん

我々日本人はアメリカ軍による原爆や空襲について『日本が悪いことをしたから仕方ない』と自分たちを納得させてますが、もはやこんなインチキで納得する時代は終わりました。

白人の優生思想に基づいて実行された大虐殺だったということを真摯に受け入れるべきです。

南京大虐殺?

東京大虐殺
広島大虐殺
長崎大虐殺

の証拠は沢山ありますよね。世界に発信して、戦争という名前を利用した大虐殺を糾弾しないといけません。

ユダヤ人にはきつい制裁が待ってます。

4. Re:無題

>フナミさん
空襲でやられた都市は200以上あり、これにより33万人がなくなり、被災人口は1000万人にもなり、全国の国宝・重要文化財の9割以上が消失したということは、消し去ってはいけない事実だと、私も思います。

5. 無題

はだしのげんは 当時の空気伝えた素晴らしい作品だと思うけど6巻あたりから10巻は共産党の赤旗に連載されていたそうです。つまりマルクス社会を作るためのアジヒラになっていたわけです。わたしも子供の頃はそのまま読んで「天皇なんていなくなればいい」なんて感じたもので洗脳大成功なわけです。戦争がいいわけないけど…子供の判断にまかせる等と言うキレイゴト言うなら両方の見方をさせるために小林よしのり「戦争論」や「嫌韓流」を本棚に置くなら文句はありませんが。左翼は戦争論の恐さを知っていてそれはやらないだろう。それこそ子供が愛国心に目覚めるのを一番いやがります。また学校の本棚にはだしのげんを置く運動は在日韓国人なども密接に関わってきました。

6. Re:無題

>クジラの尻尾さん
私もはだしのゲンは小学校の時に読み、大きな影響を受け、反日日本人になっていました。それゆえに、日本兵や日本人を実際からかけ離れて残虐なものとして扱っている作品ですから、子供に無条件に読ませるものとしては不適切だと感じています。
ただ、そのこと自体と作品の価値はやはり別物だと思っています。先日はだしのゲンのアニメをYouTube で見つけ、一通り見ましたけれども、当時の時代状況を伝える優れた作品だと改めて思いました。(最初の方の巻だけを扱ったものだと思います。)
すでに大昔に読んだものですから、何巻からがアジテーションものに変わってきたのかは私にはわかりませんが、赤旗に連載されていたとは初めて知りました。

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