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マスコミ報道と国家秘密法


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 中国での環境問題の深刻化に関連して、日本の新聞が様々な社説を書いています。

 朝日新聞の社説を要約すると、以下のような感じです。

 「両国はアジアを代表する主要国であり、助けあうことが互いに大きな利益になる」のに、「残念ながらいまの両国は、尖閣問題で対立している。」「尖閣が動かなくても、他の課題を通じて関係を築き直す余地は大いにあ」り、それは例えば中国での「大気汚染」の問題だ。
リンク先は朝日新聞の社説

 読売新聞も同様の社説を掲載しています。読売の社説を要約すると、こんな感じです。

 中国の環境問題で「懸念されるのは、住民の健康被害」であり、「中国で生活している邦人の健康状態も気がかり」である。その上「PM2・5などが偏西風に乗って、西日本を中心に飛来して」おり、「中国の大気汚染は、日本にとって人ごとではない」。だから「尖閣諸島を巡り、日中両国が対立する中にあっても、環境対策は、両国が協力して取り組むべき重要課題」である。
リンク先は読売新聞の社説

 日経新聞の社説も見てみましょう。こちらを要約すると、こんな感じです。

 「中国の大気汚染の影響は東シナ海を越えて日本にも及んでいる。日本の国益に直結する課題として、東京都だけでなく日本政府としても中国の環境改善に協力していくべき」である。だから、「政治的な対立や感情的なわだかまりがあるにしても、中国や韓国など周辺国と手を携えることで、世界の中でも先進的な環境対策を進めていきたい。」
リンク先は日経新聞の社説

 主要紙がこぞってこのような記事を載せているわけですが、地方紙も負けていません。例えば南日本新聞も以下のような社説を書いています。

 「中国は、日中友好の記念会や高官派遣が国内で報道されると『対日弱腰』との批判が出」そうな「国内世論の反発を恐れ」、日中改善の音頭を自ら取ることができない。冬が近づく中で「石炭を使った暖房が始まった中国では大気汚染が深刻化している」から、「日本としてはこうした環境技術分野などで技術協力を進め、かたくなな姿勢の中国と対話の糸口を広げていくことが重要だ。」
リンク先は南日本新聞の社説

 こうした社説を見て気持ち悪くなるのは、尖閣諸島などをめぐる日中の対立が、中国の無理押しによるという事実を全く消し去り、あたかも環境問題で中国側に協力すれば、日中友好が前進するかのような前提になっていることです。1972年の日中国交正常化以降、多額のODAを与えるなど、日本は中国との経済発展に全面的に協力してきました。かつての戦争についても、自らの弁明を脇に置いて謝罪を繰り返し、中国側の意を汲む立場を貫いてきました。その結果として、かつての戦争に関わる問題が対日カードになることに気付いた中国が、これを積極的に利用することを国家戦略の中に位置づけるようになり、反日教育をかえって徹底化するようになったという経緯を見過ごすべきではないでしょう。もしも中国が日本の謝罪の姿勢が本気でまだまだ足りないと怒っているのであるなら、アヘン戦争のことで反省の色を見せていないイギリスに対して、中国はさらに怒らなければなりませんが、当然そんなことは一切やっていません。

 日中間の対立の原因は、日本側にあるのでしょうか、それとも中国側にあるのでしょうか。上記の社説を読んでいくと、日中政府は双方ともに関係改善と相互互恵と国際平和のために力を尽くす態度を持っているのに、立場の違いやコミュニケーションの不足によって問題が深刻化しているかのようです。日本が大人しいことをいいことにして、進出した日本企業を無理無法を押し通して食い物にし、沖縄の独立と自国勢力圏下への組み込みまで画策しているこの国を、何だと思っているのでしょうか。このような中国の実態にしても、日本のマスコミは全く報道しようとしていません。

 さらにこれらの社説と連動するように、時事通信には「習主席、「周辺外交」重視=日本も念頭、良好関係を構築-中国」との記事が掲載されました。習主席は「周辺国との外交を積極的に展開する方針」のもとで「国内の安定発展のために良好な周辺環境を築き、地域の「共同発展」を推し進める戦略」を謳い、「沖縄県・尖閣諸島で悪化する日本との関係も重視する姿勢を示した。」のだそうです。
リンク先は時事通信の記事

 習主席が平和外交に基づいた共同発展を目指しているかのような記事ですが、そんなことが中国の本音であるはずがありません。おいしい成果だけは日本から頂きたいので、甘いことも言ってみせているだけに過ぎないでしょう。こんな事実がわからないほど、日本のマスコミはボンクラ揃いなんでしょうか。当然、そんなはずがあるわけがありません。

 このマスコミ状況こそが、国家機密保護法案のようなものが必要となる日本の現状を、まさにありありと映し出している鏡ではないかと思います。どれだけ日本のマスコミが中国政府の影響下に置かれているか、つまり中国の情報・宣伝工作に取り込まれているかを、まさに端的に示しているからです。そしてそのマスコミの強い影響力のもとで我が国の世論が形成され、国家の進む方向も規定されていきます。

 現在政府が準備している国家機密保護法案には、マスコミはこぞってその危険性をあおり立てて反対していますが、ではアメリカやイギリスやフランスやロシアや中国が保持している機密保護法と比べて、機密保護のレベルがさらに高いとでもいうのでしょうか。はっきり言いますが、話にならないくらいに低いレベルでしょう。こんなものによって民主主義が終わるのであれば、イギリスもフランスも民主主義国ではないと宣言するような話です。

 しかも、日本のマスコミは、アメリカが同盟国のドイツのメルケル首相の電話盗聴まで行っていた事実に関してさえ、徹底的な追及姿勢さえ見せません。日本の首相だって盗聴されてきた可能性は否定できないのに、この関心の低さは何なんでしょうか。TPP の秘密交渉に対しては「民主主義を守れ」との大キャンペーンを本来展開するくらいのことをやるべきなのに、これにもほとんど沈黙しています。本質的な民主主義の危機にはこれほどのていたらくでありながら、国家機密法案については批判キャンペーンを展開しているのは、ギャグとしか思えません。日本のマスコミはどれだけ外国勢力にいいように動かされているのでしょうか。

 マスコミの報道状況を見れば、どれほど国家機密保護法が必要かが却ってわかるという意見にご賛同頂ける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


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コメント

1. 河野談話についても

今日も激しく同意いたします。

“THE秘密交渉”であるTPPの実態を報じない連中が「国民の知る権利が~」と批判しているのには呆れます。
「重要なことを国民に知らせていないのは誰だよ?どういうギャグだよ?」と言いたいです。

それにしても「日本のマスコミはボンクラ揃い~」という一文には吹きました(笑)。 


拙ブログに書きましたが、産経新聞を除くマスメディアは「河野談話」について再び“逆フィルタリング”をしています。
<日本の国民の利益>と<日本のマスメディアの利益>は一致していないようですね。

2. Re:河野談話についても

>みさか明さん
マスコミの人たちも目先の安定に目を奪われて、今自分たちがやっていることが将来の自分の首を絞めていることに気がついていないという点では、実に悲しい存在です。(中には気付いていながら、声を出せない人もいるんじゃないかとも思います。)
だから彼らの将来を考えても、この状態がまずいということを、彼らへのメッセージとして伝える努力も必要なんだろうなと思っています。難しいですが。

3. 総理の本心

朝香様
安倍総理はTPPを始めとして新自由主義の政策を推し進めています。
総理はこれで日本が経済を始めとして良い方向にもっていけると思っているのか、日本を壊そうと思っているのか・・・どちらでしょうか。
お考えを聞きたいと思います。

4. 安倍の進める政策は全て疑ってかかるべし

朝香様
安倍政権が推し進める政策を無批判に推奨することは間違いの元です。
良心派と推察する森担当相がTPPの機密情報が本法の適用対象であると正直に申しています。
その後、アメリカのスパイである菅官房長官が否定していますが。

5. 無題

>幽玄さん

私は明確な日本破壊を安倍はしていると考えてます。なぜなら安倍はロンドンで「これから日本の硬い岩盤にドリルで穴を開ける」とクソ外人たちに演説してます。しかし、日本人には一切そのような方針について説明しません。これは、日本国民に知られれば大バッシングを受けることを安倍が知っているからに他なりません。外人に良くて、日本人には悪い方向へ向かっていることを安倍は知ってるんです。アメリカの占領政策を受ける前なら処刑が妥当な行為だと思います。
外交で誤魔化してんじゃねーよスパイ安倍!

6. >大国男児様

まったくもってその通りだと思います。
さらに理解できないのが、野党の側がそのことについてほとんど触れていないこと。どんどん騒げば、いくらでも巻き返しのチャンスはあるのに・・・。

7. 無題

>通りすがりさん

そうなんですよね。野党がこれをネタにギャーギャー騒いで安倍バッシングをしないのが怪しい。安倍も民主党も同じ方針ということなんですよね。野党の反応で如何に安倍が日本国民にとってヤバいことに着手しようとしているかが伺えます。山本太郎を避難したり、ちょくちょく保守的な面を見せることでバッシングを交わす技術も凄いですね。山本太郎も安倍もプロレスなのかもしれません。

8. Re:安倍の進める政策は全て疑ってかかるべし

>maomasamaoさん
ご忠告、ありがとうございます。何であれ、無批判に受容するとか拒絶するというのは、正しいことではないですよね。この点は同じ意見です。

9. Re:総理の本心

>幽玄さん
私は悪意はないけれども、知力が足りないゆえ、周りの見解などに引っ張られている側面が強いと思っています。甘いですかね。

10. Re:無題

>大国男児さん、通りすがりさん
安倍総理にせよ、山本太郞にせよ、そんなに頭がいいのでしょうか。国内企業がなかなか国内投資を行ってくれない中で、外資によってであっても日本国内への投資が増えていくことを歓迎するという考えは、正否は別として、考え方としてはあると思います。善意なら免責されるとは思いませんが、完璧な理解ができている上で、日本を壊すのに最適な行動を採用しているというのは、かいかぶりすぎではないのかと、私は思うのですが。

11. 日中友好とは詐欺用語だ!

日中友好とは詐欺用語だ!

12. Re:日中友好とは詐欺用語だ!

>ニックさん
国際理解を推進したいなら、正しい中国人観から始める必要がありそうですね。日本人と同じ考え方のできる人間だと思っている段階で、すでに間違っているかと思います。

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