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有楽町火事から危機管理を真剣に考えよう!


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 有楽町駅前の火事のせいで、1月3日は山手線・東海道線などの在来線に加えて東海道新幹線が大混乱に陥ったという報道が流れました。私自身現在帰省中で、4日に東海道新幹線を利用して自宅に戻る予定を立てており、一日違いにホッとすると同時に、他人事とは思えないものを感じました。



 もちろん私が論じたいのは、このような個人的な感傷に留まる話ではありません。私が論じたいのは、現代の日本人の危機意識についてです。このたった1件の火事のために日本中が大混乱に陥るという情けない事態を発生させたことについて、日本人はまじめに問い直すべき時が来ているのではないかということです。

 新幹線に関しては、品川を起点として折り返すことは十分に考えられた話のはずです。品川では車内清掃ができないためという報道が流れていましたが、これほど馬鹿げた理由もないはずです。東京駅に待機している清掃部隊を品川まで移動させれば済んだ話になるからです。

 そんな話をすれば、問題はそんなに単純ではないとの意見に接することになると思いますし、もちろんそうした見解に一理も二理もあるであろうことは認めます。ですが、その根底には「完璧なオペレーションができない以上はやるべきではない」という、およそ危機に直面した時に採用してはならない思想が横たわっているように感じます。危機的な状況というのは十全な処置がはじめから期待できないから危機と呼ばれるのだという当たり前のことが、抜け落ちているからです。

 東日本大震災の時に、私はちょうど武蔵野線の車内におりました。確かに首都圏もかなりの揺れを記録しましたが、武蔵野線の高架上から眺めている限りでは、都市を壊滅させるような甚大な被害は全く感じることができませんでした。一件の家も崩壊した様子はなく、地割れなども全く見られませんでした。ですから、しばらく停車した後にすぐに電車の運転は再開されるに違いないと確信しておりました。結果的に私の期待は完全に裏切られたわけですが、なぜ首都圏のほとんどの電車が止まってしまったのかと問えば、そこにはやはり今回と同じ意識が根底にあったのではないかと思います。あの時に、完全に電車を止める代わりに時速10キロの徐行運転でも行うだけでも、混乱を大幅に軽減できたことは間違いないでしょう。

 1年半ほど前に、利根川水系にホルムアルデヒドが大量に流される事件がありました。そのまま水道で提供すると、1リットルあたり0.2ミリグラムのホルムアルデヒドが検出されるからということで、私の居住地域では水道の供給が止まりました。東京都はホルムアルデヒドの濃度を引き下げるために、ダムや貯水池の水を大量に放出することによってホルムアルデヒドの濃度を引き下げるということをやりましたが、こうした処置も平時のオペレーションを危機発生時にそのまま採用した、悪しき例だといえるでしょう。この件については、事件発生当時の私のブログも、よければご覧下さい。
ホルムアルデヒド事件に関する私のブログ記事

 危機発生時には平時と全く違ったオペレーションが要求されるということについて、政府は今回の事件をきっかけとして社会全体に問題的を行うべきであるとの見解にご賛同いただける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。


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コメント

1. はじめまして

ようやく、コメントの記入方法に辿りつきました。
挨拶が遅くなり大変申し訳ありません、
ハシビロコウ田中研一です。
いつも勉強させて頂いております、
ありがとうございます。
私も、
品川や新横浜を使えばいいのにと思いました。
『平時のマニュアル』のみで、
緊急時には対応できない現状には
訳があると思います。
今日明日にでも拙ブログで整理をしてみます。
本年の御活躍に期待すると共に、
今後とも宜しくお願い致しますというおもいです。
ではまた。

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