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オスプレイ反対沖縄県民大会が10万人のわけがない!

 米新型輸送機オスプレイの配備に反対する9日の沖縄県民大会を受け、大会を主催した県議や市町村長らの要請団が13日、政府や各政党に決議文を出した。政府側に配備を再検討する姿勢は見られず、沖縄との温度差が浮き彫りになった。  … (中略) … 県民大会は、オスプレイを配備予定の米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市で開かれ、主催者発表で約10万人が参加。「配備計画を撤回し、普天間飛行場の閉鎖・撤去を強く要求する」との大会決議を採択した。 (朝日新聞9月13日)

 この記事を見ますと、①9日に10万人が参加した沖縄県民大会があり、②オスプレイの配備計画の撤回と普天間基地の閉鎖・撤去を強く要求する決議文を採択し、これを政府や各政党に渡したが、③政府側に配備を再検討する姿勢は見られず、沖縄との温度差が浮き彫りになった、という3点のことが書かれています。

 この3つについて、これから1つずつ検討を加えていきたいと思いますが、まずあらかじめ伝えておきたいのは、私は朝日新聞のみに批判を加えるつもりでこの記事を書いているつもりはないということです。現在の日本のマスコミは、新聞もテレビも関係なく、ほとんど朝日新聞と大差ない報道を行っていると思っています。従って、ここで私が朝日新聞の記事について論評することは、日本のほとんどの大手のマスコミについても同じように当てはまる話だと受け取ってもらいたいです。

まず、①「9日に10万人が参加した沖縄県民大会があり」という部分について見てみましょう。

 この県民大会が開かれたのは、宜野湾海浜公園です。宜野湾海浜公園は、人口が10万人もいない自治体が維持できるとは思えないほど立派な公園ですが、そのような嫌味はさておき、まずはその美しい姿をご覧下さい。



 この公園は全体としてはかなり大きいのですが、屋外で県民大会ができる場所は意外と狭いです。上記写真の上の方に野球場が見えますが、その少し下の方に野球場よりもやや大きめの緑地が見えますね。ここが今回の県民大会が開催されたところです。この緑地の右(やや上)に菱形の建物が見えますが、これは市立体育館です。位置関係を頭に入れた上で、これをyahoo地図で再度確認してみましょう。



 地図では海の方が上に来ているので、地図の方は先程の絵を時計回りに90度ほど回転した感じになっています。これを理解した上で地図を見てみると、先程の美しい絵にあった緑地の部分は、この地図の「市立体育館」の上の方の四角い部分(ちょうど「宜野湾海浜公園」の記載が載っている、右側の道路が曲線となっている四角い部分)だとわかります。

 では、実際この場所であることを、朝日新聞に掲載された以下の写真で確認してみましょう。(写真の方は地図とは逆さまになっており、曲線となっている道路は左側に来ており、市立体育館は写真の上に来ています。)




 さて、この緑地部分で、県民大会に参加している人が集まっているところは、いったいどのくらいの面積なんでしょうか。先程指摘した緑地全体に人がいるわけではなく、写真で見ると、壇として用意されているところから上の方には人は当然いません。これを頭において人の集まっているところがどのくらいの広さであるかを先程のyahoo地図で再度確認してみますと、せいぜい縦は120メートル、横は150メートル程度だとわかります。これですと、面積は18000平方メートルにも満たない感じですが、もしここに10万人以上の人がいたとすれば、1平方メートルあたり6人くらいの人がいないといけなくなります。これは6畳の和室に60人くらいの人がいるのと同じということになり、押しくらまんじゅうでもやっていないと成立しない数です。(本間の6畳が9.9平方メートル、団地サイズの6畳が8.7平方メートル程度ですから、団地サイズの6畳でも50人程度です。)実際のところは、かなりスカスカに見えるところもありますので、平均したら1平方メートルあたり1人程度(6畳で10人程度)ではないかと思います。従って、やや大目に見積もっても、せいぜい2万人程度までではないかと思います。とすると、10万人というのは、5倍以上の水増しがあったことになります。

 朝日新聞には確かに「主催者発表で約10万人が参加」としか書いておらず、朝日新聞の推計値だとは一言も書かれていません。ですが、情報を鵜呑みにすることなく、真偽についてできる限り確かめようとするというのは、ジャーナリズムの基本中の基本ではないでしょうか。実際、実数がどのくらいかは、この程度の算術で見積もることもできるわけで、それすらも怠っているというのは、ジャーナリズムの使命を放棄していると言われても、仕方ないのではないでしょうか。

 ところで、この「県民大会」には、沖縄県民だけが参加していたのでしょうか。当然本土の活動家もかなり来ていたのだろうと推測できますが、それに加えて外国人の参加はなかったのでしょうか。
 
 井上正典さんの8月30日のブログには、原発反対の首相官邸前のデモ参加者1万人のうち、3000人が中国人だったという公安筋からの情報が載せられています。

 日本に入国する際に、沖縄を最初の訪問地としてやって来る中国人には、特例として3年間は無制限に来日できる特権が与えられ、1回の滞在日数も90日まで許されるようになるため、沖縄を訪れる中国人は大変多いといえます。主催者が中国人をすすんで招き入れていないとしても、オスプレイの配備を阻止できれば中国政府にとってメリットが大きいことから、中国政府の意向で中国人が動員されている可能性は決して低くはないと考えるべきではないかと思います。そして現実の日中関係を考えるならば、この可能性をまじめに考えて取材をすることは、当然に必要なことではないかと思います。

 朝日新聞からすれば、主催者側が「沖縄県民大会」と名付けたのをそのまま使っただけだということになるかと思いますが、疑義がつくような県民大会であれば、例えば「県民」大会のような表記もできたでしょうし、「この県民大会参加者中、沖縄県民の数は○○名ほどと推察される。」といった独自の分析を載せることもできたでしょう。中国からの参加者が含まれていたとしたら、その旨も記事として掲載すべきではなかったでしょうか。

 こうした諸点を考えますと、「9日に10万人が参加した沖縄県民大会があった」という程度しか書かれていない記事は、ジャーナリズムとしてかなり問題の多いものだと思います。

 残りの点については、また改めて記事にさせて下さい。
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