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著名人の過去の主張の検証記事を掲載せよ!


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 ポール・クルーグマンがニューヨークタイムズに “Knaves, Fools, and Quantitative Easing(ごろつきとバカと量的緩和)”と題するコラムを書いているのを見つけました。
http://krugman.blogs.nytimes.com/2014/10/02/knaves-fools-and-quantitative-easing/?_php=true&_type=blogs&_r=0

 随分ひどいタイトルのコラムですが、コラムの一部を抜粋しますので、読んでみて下さい。

 … obviously someone can disagree with my side and still be a good person. On the other hand, there are a lot of bad people engaged in economic debate — and I don’t mean that they’re wrong, I mean that they argue in bad faith.
 Which brings us to today’s installment of oh-yes-they’re-that-bad, courtesy of Bloomberg. You may remember the infamous open letter to Ben Bernanke warning that his efforts to boost the economy “risk currency debasement and inflation”; just in case you wondered about the political nature of the letter, among the signatories was that noted monetary expert William Kristol.
 So Bloomberg had the bright idea, now that almost four years of low inflation have passed, of asking the signatories whether they would concede that they were wrong. Not a chance. Hey, they only said there was a “risk” of inflation, and the economy hasn’t done well, so it’s all good!
 (… 私とは意見が合わないところもあるが、それでもまともな人というのももちろんいる。他方で経済論議に参加している中には酷い人たちもたくさんいる。考え方がおかしいと言っているのはない。議論に誠実さがないのが問題なのだ。この話はブルームバーグが今日出してくれた「まったく彼らはひどいもんだ」という記事とつながる。ベン・バーナンキに宛てられた評判の悪い公開書簡のことを覚えていないだろうか。経済を上向かせようとバーナンキが行っていることは通貨の信用を毀損し、インフレを招く恐れがあるからやめろというものだ。この公開書簡がどんな政治的な性質を持っていたかがよくわからない人もいるかもしれないから一言だけ付け加えておくと、この公開書簡に提出人に署名した中には著名な金融の専門家のウィリアム・クリストル(本当は金融の専門家などではなく、強烈な政治的主張を持つネオコンの論客。「金融の専門家」と言っているのはクルーグマンの強烈な嫌味)もいたのだ。それでブルームバーグはいいアイディアを思いついた。公開書簡発表後4年近く経ったけれどもずっとインフレにならずにきたのだから、公開書簡に署名した人たちに自分たちの主張が間違っていたと認めるかどうか訊いてみようではないかというのだ。まあ、認めるわけなどないけどね。彼らの言い分は「俺たちはインフレの可能性があるとしか言っていない。必ずインフレになるとは言っていない」というものだ。つまり、彼らの予想通りには経済は進んでこなかったのだけれども、それでも万事OKというわけだ。)


 クルーグマンらしい皮肉炸裂の文章ですが、言っていることは極めて常識的な話です。自分のかつての主張が間違っていたのであれば素直に間違っていたと認めればいいのに、認めようとしない人たちがたくさんいることをクルーグマンは指摘して、こうした人たちを knaves(ごろつき)と呼んでいるわけです。

 さて翻って我が国の1年前の消費税増税論争を振り返ってみた時に、消費税増税をしても経済に悪影響は出ないと言っていた方々がたくさんおられたのは記憶にないでしょうか。どの人が悪影響がないと言っていて、どの人が悪影響があると言っていたかを調べた上で、悪影響がないと言っていた論客に今日の経済指標をどう見るかを尋ねてみるというのは、なかなか有益ではないかと思います。日本のマスコミにブルームバーグに倣ってみたらとお勧めしたいところです。日本のマスコミのいけないところの1つにこうした検証記事を書かないことがありますが、こうしたあり方はそろそろ卒業した方がよいのではないでしょうか。そしてそれが失われたマスコミに対する信頼を回復する一助にはなると私は思っています。


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コメント

1. 読みました~

yuriと言います(`・_・´)今ブログゆっくり読んでみました~(●´ω`●)ゞエヘヘ♪読者になっておきますね♪私のとこも暇な時遊びきてください♪

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