記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エボラウィルスの研究のできる研究施設を日本で稼働させよ!


人気ブログランキングへ

 現在急速な広がりを見せているエボラ出血熱に対する有効な治療薬として、富山化学工業が開発したアビガン錠に注目が集まっています。アビガン錠は動物実験で胎児への催奇性の可能性が指摘され、抗インフルエンザ薬としては極めて厳しい使用基準をはめられてしまいましたが、他に有効な治療薬のないエボラ出血熱に対しては、薬としてと認められる方向に世界的に向かっているようです。アビガン錠の有効性の臨床試験を行いたいとフランス政府が動いてくれていることは、報道でご存知かと思います。

 しかしながら、エボラウイルスはWHOのリスクグループ4の病原体に指定されており、バイオセーフティレベル4の施設でないと研究することはできません。茨城県つくば市の理化学研究所バイオリソースセンターの2カ所は、本来このバイオセーフティレベル4の基準を満たす研究施設だったはずで、施設の設備としてはその条件を整えていますが、地域住民の反対によって、一段低いバイオセーフティレベル3までの研究しか行うことができない状態になっています。つまり、日本国内ではエボラウイルスに対するアビガン錠の有効性を検証することさえできないわけです。

このままの状態で、仮に日本にエボラウィルスが持ち込まれて感染が広がる事態が発生した時に、日本はどう対応するのでしょうか。日本の中でエボラウィルスを抑え込む承認薬としてアビガン錠を使うことは、日本国内での研究が許されていない以上できないことになります。こうした事態が発生した場合には緊急避難的な対策が打たれることにはなるのでしょうが、それは本質的な問題解決とはいえないのは明らかでしょう。エボラウイルスなどの極めて致死性の高いウィルスを直接研究し、その対処策を開発していくことが我が国ではできない状態にあるわけですから。

 これをきっかけにして、バイオセーフティレベル4の研究施設の本来の目的での利用が必要になっていることを、政府や政治家は積極的に広報すべき時ではないでしょうか。バイオセーフティレベル4の研究施設は生物兵器の開発のためにこそ必要となっているといったデマを放置しておくのは、もう終わりにしたいものです。レベル4の研究施設の必要性は30年以上前から指摘されてきましたが、未だにこんな情けない状態が放置されています。このような状態を放置しながら、医療分野を成長戦略に掲げる政府のあり方に矛盾はないかと思います。


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

朝香豊AY

Author:朝香豊AY
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。