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安易なトランス脂肪酸叩きに警戒しよう


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 アメリカのFDA(食品医薬品局)は3年後までにトランス脂肪酸の加工食品での使用を全面的に禁止することを発表しました。恐らくこの決定を受けて、過剰なトランス脂肪酸叩きが日本国内でもさらに盛り上がると予想されます。この点にまずは警鐘をならしておきたいと思っています。

 トランス脂肪酸については、かなり事実を歪めた批判がなされていることが多いのではないかと、感じています。天然には存在しないもののように思い込んでいる方も多いのですが、これは事実に反します。トランス脂肪酸は牛などの反芻動物の体の中では普通に作られていて、牛肉、羊肉、牛乳、乳製品の中にも普通に存在するものです。反芻動物の肉や乳の脂質のうち2~5%はトランス脂肪酸です。

 また、マーガリンはトランス脂肪酸の固まりだと思っている方も多いのですが、実はそうではありません。液体の植物油の不飽和脂肪酸に水素を付加して硬化したものがマーガリンだということに間違いはありませんし、この過程でトランス脂肪酸が生成されるというのも正しいのですが、硬化の主原因がトランス脂肪酸だというのはあまり正確ではありません。そもそも不飽和脂肪酸の不飽和部分(炭素の二重結合がある部分)に水素が完全に付加されて二重結合が解消しているのであれば、それは飽和脂肪酸(炭素の二重結合がない脂肪酸)に変わるはずです。そして、飽和脂肪酸になると、反応性の高い二重結合がなくなっているために構造が安定化し、固形化しやすくなります。つまり、マーガリンの油の主体は飽和脂肪酸であって、トランス脂肪酸ではないのです。トランス脂肪酸はあくまでもこの過程での副産物に過ぎません。かつて日本で市販されているマーガリンには20%近いトランス脂肪酸があったものもありましたが、現在では概ね1~5%程度となっており、この点でも大きな問題として扱うべきものではありません。(トランス脂肪酸への変化が硬化とまったく無関係ということではないのですが、マーガリンの硬化の主原因は飽和脂肪酸に変化することです。)

 確かにトランス脂肪酸の取り過ぎには害があることがわかっており、WHO(世界保険機構)は総摂取エネルギー量の1%未満になるように勧告しています。そして、今回トランス脂肪酸の加工食品における使用の全面的な禁止を決めたアメリカにおいては、総摂取カロリーの2.6%がトランス脂肪酸であると推計されています。1%未満が好ましいという見地に立てば、平均で2.6%はとても許容できる量ではなく、強い行政処置が求められたとしても不思議ではありません。これに対して日本においてのトランス脂肪酸の摂取量は、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が8%程度あった頃の推計値でも総摂取カロリーの0.3%程度とされており、トランス脂肪酸の害があまり心配されるレベルにはないのです。

 日本でより心配しなければならないのは、むしろ飽和脂肪酸の摂取量です。飽和脂肪酸は総摂取エネルギー量の7%以下が好ましいとされているにも関わらず、20歳から39歳の日本の女性の飽和脂肪酸の摂取量の中央値は7.4%程度となっています。つまり、日本国民の中には飽和脂肪酸については取り過ぎかもしれない人がかなりいる一方で、トランス脂肪酸については問題があるとされる領域に達している人はほとんどいないというのが実際です。

 ところが、トランス脂肪酸叩きによって、先にも見たように、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の割合はどんどん減ってきています。水素の付加を完全に行えば、トランス脂肪酸の生成はなくなり、代わって飽和脂肪酸の割合が増すことになるので、コストをかければトランス脂肪酸の含有量がほぼゼロのマーガリンを作ることも可能です。企業はトランス脂肪酸を減らすための努力を強化しており、マーガリンに限らず、ファットスプレッドやショートニングにおいてもトランス脂肪酸をどんどんなくしてきています。結果として、トランス脂肪酸をなくす代わりに飽和脂肪酸の含有量を高めているわけですが、これが日本人の健康にプラスに作用することはないでしょう。

 何でも取り過ぎが問題となるのであり、それはトランス脂肪酸に限らず、飽和脂肪酸においても同様なんだという当たり前のことに目を向けてもらいたいわけです。日本でトランス脂肪酸叩きをすべき理由はないどころか、むしろ今よりも若干トランス脂肪酸の摂取量を増やしてでも飽和脂肪酸の摂取量を抑えた方が、却って日本人の健康にはよいと推測されるのが実際のところです。

 そして、このトランス脂肪酸の例に示されるように、極端な立場から主張されるメチャクチャな主張がマスコミによって安易に拡散され、それに世論が流されて、結果として企業も個人も行動を変化させられて、社会全体が悪化していくという悪しき流れができてしまうわけです。私は政府が正しい情報を流布するための番組を作って、NHKなどで放送するとともに、ネットの動画配信サイトでもどんどんと流すべきだと思っています。ニセ情報の好き勝手な垂れ流しを「報道の自由」「表現の自由」「言論の自由」の名の下に許すことに、そろそろ終止符を打つべきだと考えます。


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コメント

1. 無題

予防医学と酵素療法(エンザイムセラピー): 飽和脂肪酸を怖がる必要は全くありません

http://www.dietdoctor.com/wp-content/uploads/2012/06/Fat-CVD.jpg
飽和脂肪酸が心臓病を引き起こすというのは全くのウソ。上の表を見て下さい。飽和脂肪酸を多く摂るj国(緑の字)はそうでない国(赤い字)と比べると心臓病の数はずいぶん少ないんですよ。

飽和脂肪酸は心臓病を防ぐだけでなく、健康を保つ上で幾つも大切な働きをしています。

ホルモンや細胞膜の原材料である。
βカロチンがビタミンAに変換されるために不可欠。
各種ミネラルの吸収に不可欠。
ビタミンA,D,E,Kの運搬に不可欠。
骨の形成の過程において飽和脂肪酸は不可欠。
肝臓をアルコールや薬のダメージから守る。
正常な肺機能に飽和脂肪酸は不可欠。
脳の大半は飽和脂肪酸である。
健全な免疫力維持に飽和脂肪酸は不可欠。

このような事実は生化学的に十分に理解されているのにもかかわらず、飽和脂肪酸だけではなく不飽和脂肪酸も含め脂肪に関する世間の情報はいちじるしく間違っており、混乱しています。


  続きは→ http://izumiwellness.blogspot.com/2012/10/blog-post.html

2. トランス脂肪酸は毒です!

飽和脂肪酸は心配するに値しないという根拠は既に提示しました。

しかし、トランス脂肪酸はそうではありません。
私は今でも、トランス脂肪酸がテンコモリに入ってる日本産のクッキーやビスケットは食べない様にしています。
(中には不二家のカントリーマァムみたいにマーガリン、ファットスプレット等のトランス脂肪酸が入って無いものが有り、そういうものは偶に食べますが。)
どうしてもクッキーやビスケットが食べたい時は欧米で作られたものでトランス脂肪酸が入って無いものを選んでいます。
ちなみに、欧米諸国の多くではトランス脂肪酸の使用が制限されたり禁止されたりしています。
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/d8782bc2e786ddd99675f50a140bab2e

そうやって長らくトランス脂肪酸を避けて来た私ですが、最近は一部のメーカーが製造しているパンは食べる様になりました。
何故かというと、メーカーが製品中に含まれるトランス脂肪酸含有量を提示しており、それが許容量(ほぼ0)になっているからです。
そのメーカーは
・ヤマザキ
 http://www.yamazakipan.co.jp/company/trans_fat/
・神戸屋
 http://www.kobeya.co.jp/products/trans_fat/
・タカキベーカリー
 http://www.takaki-bakery.co.jp/nutritional/tfa/
の3社です。
パスコ(敷島パン)も開示していますが上記3社に比べるとトランス脂肪酸含有量が多目なので避けています。
 http://www.pasconet.co.jp/system/bread/index.cgi?action=nourish_list&search_key=&search_word1=&search_word2=&search_word3=&search_name=&search_type=1&sort_type=19&key=

大手パンメーカーはトランス脂肪酸含有量を明示し始めていますが、菓子メーカーはまだまだみたいです。

自分の健康は自分で管理し護るしかありません。
食品を買う時は、しっかりと成分表を確認してから買う様にしましょう。

3. Re:無題

>十津川 昭和さん
私は専門家ではないので、詳細なところはわかりませんが、日本だけでなくて諸外国でも飽和脂肪酸の摂取量について上限を設けていますよね。確かアメリカは日本よりは緩くて10%だったかと思いますが、飽和脂肪酸の摂取の目安を立てていますね。それらに全く疫学的根拠がないとは思えないのですが。
また、水であれ、塩であれ、摂り過ぎは害になるのは否定できないので、飽和脂肪酸に関してはそれがないというのもどうかなと、単純に思いますが、いかがでしょうか。

4. Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
世の中がトランス脂肪酸叩きに走るので、メーカー側は自主防衛の見地からトランス脂肪酸をなくす形で商品生産を行う要にした上で、必要度の低い公表をせざるをえなくなったというだけだと思いますが。
世の中に「いい物質」と「悪い物質」が二分される形で存在し、「いい物質」はいくら摂ってもよくて、「悪い物質」はいくら少なくても悪いという考え方は、私は受け入れることができません。

5. Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん

何故、世の中がトランス脂肪酸を叩くのか?
それはトランス脂肪酸が毒だからと医学的にも証明されているからです。
故に当然、食品メーカーはトランス脂肪酸を排除しなければならないのは当然の成り行きであり、それを

>必要度の低い公表をせざるをえなくなったというだけだと思いますが

などと言うのはオカシイです。

世の中に「いい物質」と「悪い物質」が二分される形で存在するからこそ、いい物質は過度にならない程度に積極的に摂取し、トランス脂肪酸みたいな悪い物質は可能な限り摂取しない様に心掛ける様にすべきなのです。

6. Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん

<  内閣府の食品安全委員会が「国民健康・栄養 調査」(2004年度)における食品群別摂取量を基に推計(積み上げ方式)した結果、日本人の1日当たりトランス脂肪酸摂取量は、平均 0.7g(摂取エネルギー換算で約0.3%)でした。この結果は、WHOが勧告する最大摂取量である「1日当たりの摂取エネルギー量の1%未満」の基準を満たしています。

 また2010年の報告によると、国内225人(30~69歳)を対象とした 16日間の食事記録(2002~2003年に実施)から摂取量を推定したところ、トランス脂肪酸の1日当たり平均摂取量は、女性で1.7g/日(摂取総エネルギーの 0.8%)、男性で1.7g/日(同 0.7%)でした。ただし、女性の24.4%(特に都市部在住30~49歳)、男性の5.7%がWHOの基準を超えていて、その要因として、菓子類等の摂取が多い傾向が挙げられました。

 特に、油脂類や菓子類は、製品によってトランス脂肪酸の含有量の違いが大きいことに気づきます。例えば、ショートニングは100gあたり1.2~31gの差があります。こうなると、国民平均のトランス脂肪酸摂取量が低いといっても、食生活はかなり個人差がありますから、やはり製品ごとに表示の必要性を感じます。 >

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140128/1054781/
より抜粋転載。

7. サリドマイドの件もありますからね。

一方的に『悪』と決め付けて葬り去るのは良くないと思います。

8. Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
医学的に証明されているということが、なぜ行政に反映されていないのですか。飽和脂肪酸に過剰摂取がないなら、総エネルギー摂取量の4.5%から7%だとか、10%未満といった目安すらいらないはずですよね。トランス脂肪酸が毒物として認定されているのであれば、他の毒物と同様に、動物実験で問題がないと確認された値の1/100にまで摂取量が抑えられるはずですが、そういった規制も行われていませんが。

9. Re:サリドマイドの件もありますからね。

>ハチさん
サリドマイドの話も興味深いですよね。サリドマイドがガン治療薬など、いくつかの病気の薬として承認されるようになったのは、一方的に善悪を決められない好例ですね。ご指摘の通りです。
一方、トランス脂肪酸を毒物のように扱うのは違うんじゃないかとも思います。人体内で代謝されて排出されることもわかっており、摂りすぎなければ、摂取したものがどんどんと体内に蓄積することもないので、その危険性を過大視する必要はないだろうと思っています。

10. Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん
>そういった規制も行われていませんが。

再度言いますが、欧米諸国の大半の国では臨床で毒物と判明しているので規制されています。
つまり、日本の対応がオカシイという事です。

<今、世界的にトランス脂肪酸の規制が広がっている。米国政府のFDA(米食品医薬品局)は、昨年11月にトランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物(グラス物質)から外す決定をした。デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けている。
 このようなトランス脂肪酸規制の世界的広がりは、トランス脂肪酸が人の健康に有害であることが明らかになってきているからである。
 
 トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発症させやすく、アレルギー疾患を増加させ、胎児の体重減少、流産、死産を生じさせる可能性があること、母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究等で確認されている。WHO(世界保健機関)も03年に、心臓血管系の健康増進のため、食事からのトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり、最大での一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とすることを勧告している。さらにWHOは、09にはトランス脂肪酸の高摂取群を考慮すべきとして、1%未満というレベルの03年勧告の見直しを課題とし、規制強化を示唆している。>

http://biz-journal.jp/2014/02/post_4177.html
より抜粋転載。

11. Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
トランス脂肪酸の摂取量が総カロリー摂取量の2.6%もあるアメリカでは、相当強制力をもって対処しないと1%未満に抑えることができないからでしょう。欧州では国によって違いがありますが、アメリカ以上に摂取量の多い国もありますね。もともと牛や羊由来の食品を伝統的に多く摂っている国ばかりですから、気付かないうちにトランス脂肪酸の摂取量が増えてしまう中で、人工のトランス脂肪酸に対して厳しい規制が生まれるのは当然でしょう。
従って、そういう伝統がなく、トランス脂肪酸の摂取量のそもそも低い日本において同じ規制をしなければならないと考えることが、前提条件を無視している議論ではないかと思うわけです。

12. Re:Re:サリドマイドの件もありますからね。

>朝香豊さん

<危険なトランス脂肪酸に新たな健康リスク、野放しに批判強まる 菓子パン、マーガリン…

 新たなリスクというのは、トランス脂肪酸の摂取が皮膚障害の原因になるというものです。この研究結果を明らかにしたのは、JA高知病院の野田里香医師(形成外科・皮膚科)です。2014年7月26日に開催された講演会(主催:食品表示を考える市民ネットワーク)で野田医師は、小さい娘のアトピーが、保育園を変えたとたん急激に悪化、その原因を追究していく中で、トランス脂肪酸と皮膚障害の関連性を突き止めたと語っています。>

続きは→ http://biz-journal.jp/2014/11/post_6523.html


<米国でトランス型脂肪酸を規制するのは何故?
米国から輸入された加工食品を見ると、総脂肪量、飽和脂肪酸量、コレステロール量
の表示があります。
これらが冠状動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)の危険因子となるからです。
そのために消費者に注意を促すために脂肪に関して表示が義務付けられています。
最近では、冠状動脈疾患の危険因子となるトランス型脂肪酸含有量も義務づけられる
事になりました。

ドイツでトランス型脂肪酸を規制した理由
腸の慢性炎症疾患でクローン病という難病があります。
ドイツではマーガリンの摂取とクローン病の因果関係が証明されました。>

http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/6624764.html
より抜粋転載。

13. Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん
>トランス脂肪酸の摂取量が総カロリー摂取量の2.6%もあるアメリカでは、相当強制力をもって対処しないと1%未満に抑えることができないからでしょう。

既に、ここにコメントしているのを再掲します。

< また2010年の報告によると、国内225人(30~69歳)を対象とした 16日間の食事記録(2002~2003年に実施)から摂取量を推定したところ、トランス脂肪酸の1日当たり平均摂取量は、女性で1.7g/日(摂取総エネルギーの 0.8%)、男性で1.7g/日(同 0.7%)でした。ただし、女性の24.4%(特に都市部在住30~49歳)、男性の5.7%がWHOの基準を超えていて、その要因として、菓子類等の摂取が多い傾向が挙げられました。>

>女性の24.4%(特に都市部在住30~49歳)、男性の5.7%がWHOの基準を超えて

>女性の24.4%(特に都市部在住30~49歳)、男性の5.7%がWHOの基準を超えて

14. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん

訂正。
引用箇所を間違えました。

>トランス脂肪酸の摂取量が総カロリー摂取量の2.6%もあるアメリカでは、相当強制力をもって対処しないと1%未満に抑えることができないからでしょう。

では無く

>そういう伝統がなく、トランス脂肪酸の摂取量のそもそも低い日本において同じ規制をしなければならないと考えることが、前提条件を無視している議論ではないかと思うわけです。

です。

15. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
これ以上議論しても平行線ですね。

16. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん

食品安全委員会のHP
https://www.fsc.go.jp/sonota/54kai-factsheets-trans.pdf
の6ページから抜粋。

<ウ また、2010(H22)年に学術誌で公表された調査論文によると、2002~2003(H14~H15)
年に国内で225 人(30~69 歳)を対象に実施された16 日間の食事記録から摂取量を
推定したところ、トランス脂肪酸の一日当たりの平均摂取量は、女性で1.7g/日(摂
取総エネルギーの0.8%)、男性で1.7g/日(同0.7%)でした。WHO が推奨する最大
摂取量(一日当たりの摂取エネルギー量の1%未満)を超えていたのは、女性の24.4
%、男性の5.7%で、特に都市部在住の30~49 歳の女性が多かったこと、その要因と
して菓子類等の摂取が多い傾向にあったことが示されています10)。>


17. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
私、この議論は平行線なので、やめたいのですが。
まず、WHOの基準は集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量の上限値が1%ということであって、個々人を対象としたものではありません。国全体の平均値として1%以上になると、その国民の中に1%を遥かに超える人たちが出てきて、その健康に対する影響が現れてくると考えているのがWHOの考え方です。日本の中の個人に1%を超えている人がどのくらいいるのかと、日本国民の総平均値がどの程度なのかということには、推計によってかなりのばらつきがあることは知っていますが、もっとも総平均値が高いデータを見ても0.7%程度にとどまっており、日本においてことさら問題にすべき事態には至っていないと考えるべきでしょう。
そもそもものごとには優先事項というものがあるはずで、すべてに優先してトランス脂肪酸の摂取量を減らすのが善だという考え方は極端ではないでしょうか。
私は①絶対善と絶対悪の二分法は不適切であり、②ものごとは相対的な関係で優先順位が生まれるものであり、③国や地域などの置かれた環境を無視して一般論として論じるのはおかしいのではないか、と思っています。天然のトランス脂肪酸だけで1%を超えてしまうようなエネルギー摂取になってしまうような国においては、人工的なトランス脂肪酸の摂取をゼロにしようというのは合理的であっても、日本においてはそうではないということは理解してもらいたいですし、日本においては飽和脂肪酸の過剰摂取が懸念されていて、そちらの方に優先順位が置かれていることにも根拠があるはずです。まさか、飽和脂肪酸の過剰摂取について医学的に何の問題もないことが証明されているのに、日本の厚労省をはじめとする世界中の健康・保健を担当する役所が揃って非科学的な立場に立って認めていないというのですか。私はそういう考え方の方が合理性を欠いていると思うのですが。

18. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん
>WHOの基準は集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量の上限値が1%ということであって、個々人を対象としたものではありません。

何処に「集団」などと明示されているのか情報ソースを提示して下さい。

「WHO が推奨する最大摂取量(一日当たりの摂取エネルギー量の1%未満)」

と書かれており、何処にも「集団」などとは書かれて無く、これをそのまま読めば"一人あたりの最大摂取量"と理解するのが普通です。

都合よく曲解するのは良く無いですよ。

繰り返しますが、

<トランス脂肪酸の一日当たりの平均摂取量は、女性で1.7g/日(摂
取総エネルギーの0.8%)、男性で1.7g/日(同0.7%)でした。WHO が推奨する最大
摂取量(一日当たりの摂取エネルギー量の1%未満)を超えていたのは、女性の24.4
%、男性の5.7%で、特に都市部在住の30~49 歳の女性>

という状況なので、日本でも早期のトランス脂肪酸の規制をすべきです。


19. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
消費者庁の食品表示課が平成22年9月に発行している「脂質と脂肪酸のはなし」の中に「現在、WHOでは集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量は最大でも総エネルギー摂取量の1%未満と勧告している」との記述があります。

20. そろそろやめにしませんか

>十津川 昭和さん
双方ともこれ以上不毛な議論にエネルギーを注ぐのはもったいないとは思いませんか。私は反論を求めているつもりもありません。鞘におさめたいのです。

21. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん
>消費者庁の食品表示課が平成22年9月に発行している「脂質と脂肪酸のはなし」の中に「現在、WHOでは集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量は最大でも総エネルギー摂取量の1%未満と勧告している」との記述があります。

  
「集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量」
   ↑
ここで言ってる「平均」とは、

<"一人当たり"の「平均」>

という意味ですよね。

22. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>朝香豊さん

消費者庁のHPより

{WHOでは集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量は最大でも総エネルギー摂取量の1%未満と勧告しているが、摂取が高い人々のことを完全に考慮していないので、このレベルを考え直す必要が
あるかもしれないと認めている。}
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/100910_3.pdf

>摂取が高い人々のことを完全に考慮していないので、このレベルを考え直す必要がある

23. Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:トランス脂肪酸は毒です!

>十津川 昭和さん
恐らくご理解いただけていると思いますが、集団におけるトランス脂肪酸の平均摂取量が1%であるとすると、その集団の中には平均の2倍とか3倍とか摂る人も恐らくは無視できないだけの数として存在すると思われるわけです。そのように平均を大きく超えた人々のことを完全に考慮していないので、集団としての平均値として作っているこの1%という基準値を考え直す必要があるかもしれないとWHOが認めているという意味ではないでしょうか。その点をご理解いただいた上で私の「17」の文章を読んでいただくと、私の言いたいことがご理解いただけるのではないかと思います。納得や賛同はしていただかなくても結構ですが、私の考え方をご理解いただきたい次第です。

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