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トルコ、米、NATOによる包囲網に対するロシアの出方


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 今回は主にロシア系のニュースサイトである「スプートニク日本」の記事に基づいて、シリア・ISに関わる動きを見てみようと思います。

 「トルコ政府はISに武器を供与している」と報じたトルコ紙「クムフリイェット」 の編集長のジャン・ジュンダル氏と特派員のエルデム・ギュル氏がトルコ政府によって逮捕されたことが報じられています。
http://jp.sputniknews.com/europe/20151127/1237923.html

 また、テロリストの石油関連施設が米空軍によって破壊されたと報じた米PBSのニュースで使用された空爆の映像は、ロシア国防省が発表した画像であることを伝えています。そしてその映像を使ったPBSの番組(YouTube)も載せています。
http://jp.sputniknews.com/middle_east/20151123/1207701.html

 このようにロシアはトルコやアメリカの欺瞞について暴露しながらも、もう一方でIS攻撃のために、フランス、アメリカ、トルコを含む統一参謀本部を創設することを提案し、トルコの参加についても「相手がそれを望むのであれば、我々はそれを喜んで受け入れる」と答えています。
http://jp.sputniknews.com/russia/20151125/1221291.html

 実際この流れに沿って、日本でも普通に報道されている通り、フランスのオランド大統領とロシアのプーチン大統領との会談で、シリア空爆の効果を高めるためにISやその他の反体制派勢力に関する情報、空爆対象に関する情報を交換するということで合意しました。

 青山繁晴氏は、今回のトルコによるロシア軍機の撃墜は、偶発的な事件であれば、撃墜映像など撮影できているわけがないという傍証にも触れながら、アメリカ、NATO、トルコで綿密に事前に計画を練った上での攻撃であり、偶発的な事件ではないとの見方を示しました。(リンク先の動画の5:07あたりから)
https://www.youtube.com/watch?v=CBXBt8Xu2IM

 青山氏はインテリジェンスにも長けているので、恐らくはその通りなのでしょう。青山氏はロシアのシリア空爆にはIS攻撃は1割もなく、大半がISとは関係ない反アサド派に対する空爆だとのアメリカからの情報も提供していますが、私はこの点については疑いの目で見た方が全体の整合性がとれると思っています。この点については今回は深入りを避けます。

 私が注目したいのは、ロシア軍機撃墜がアメリカ、NATO、トルコが計画的に起こした事件であることをロシア政府は十分認識しながら、統一参謀本部を創設の提案を行い、創設できる前段階でも空爆対象を含む情報の事前交換に積極的に取り組む動きを見せていることです。ロシアはIS潰しに関して合理的な選択を行っている自信があり、この点からの揺さぶりによってNATOやアメリカをトルコから切り離すことができるとどうやら考えているようです。

 「スプートニク日本」の別の記事には「ロシアとの武力紛争など必要としていない米国や、トルコも加盟国であるNATOが帝国復活へのエルドガン氏の熱を冷ますだろう」との一節がありました。最終的には欧米のメンツを立てながらエルドアン大統領のみを悪者にする方向に持ち込みたいロシアの思惑が見えているように、私には感じられました。
http://jp.sputniknews.com/opinion/20151127/1237382.html


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