記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鴻海によるSHARPの買収を断固阻止せよ!


人気ブログランキングへ

 SHARPが台湾の鴻海によって買収されそうになっていますが、これは断固として阻止せねばならないと私は考えます。鴻海がなぜ今回これほど多額の買収資金をちらつかせているのかという点も、我々は冷静に見ておかなければなりません。鴻海は確かに世界有数の巨大企業ではありますが、それでも7000億円という買収資金を用意するのは一筋縄ではいかないはずです。買収資金を支援する勢力が背後に控えている可能性について、私たちは見逃すべきでないと考えます。

 鴻海は確かに台湾で勃興した会社ですが、実質的には中国企業だとみなした方がよいでしょう。従業員数はグループ全体で120万人ほどいるわけですが、そのうちの9割が中国人です。つまり、事業の主体は中国において成り立っている企業です。当然ながら、中国共産党と「極めて良好」な関係を築けなければ、大陸に進出した台湾企業が大成功をおさめることは考えられません。

 鴻海の今日を知る上では李登輝総統の支援者で親日家としても知られる許文龍氏率いる奇美実業との関わりを知っておきたいところです。奇美実業はABS樹脂生産で世界一にもなった台湾を代表する企業グループですが、この奇美実業が事業の拡大のために大陸に進出し、事業が軌道に乗ると、中国共産党はそれまでの態度を豹変させるということが起きました。中国工場の工場長を逮捕して人質とし、許文龍氏に「台湾独立運動は誤りだった」との意見広告を台湾の主要新聞に出すように中国共産党は圧力をかけてきたわけです。事業の存続のために許文龍氏はこれに屈するより他なかったわけですが、こうしたトラブルに嫌気が差した許文龍氏は中国ビジネスを鴻海に売却しました。それが今日の鴻海の中国ビジネスの基盤を作ったともいえるわけです。奇美実業が伸ばせなくなった中国ビジネスを鴻海は信じられないスピードで拡大し、一時は150万人の中国人を雇う企業集団へと変貌したわけです。

 中国共産党は2005年にいわゆる「反国家分裂法」(正式には「反分裂国家法」)を制定し、台湾が独立を宣言した場合には軍事介入できることを法律上明記するとともに、「国家の主権および領土保全を守ることは、台湾同胞を含む全中国人民の共同の義務」だとし、台湾人を「中国人民」の一部として扱ってその統制下に置くことまで明言しています。中国本土に進出している台湾人はこの統制下に完全に置かれ、この中共の統制に率先して協力する姿勢を持っていなければ、中国本土で事業を拡大することなどありえないわけです。そしてその条件の下で急成長を遂げたのが鴻海なのだということを、私たちは事実として頭に刻んでおかないといけないでしょう。

 ですから、仮にSHARPが完全に鴻海の傘下となったとしたら、SHARPの技術はすべて中国共産党のものとなりうることは覚悟しなければなりません。SHARPの最先端の技術が鴻海のものとなったとしたら、SHARPと同レベルの技術を中国企業が持つことになることにつながり、それはパナソニック、ソニーをはじめとする日本の家電大手にとって極めて大きなダメージを与えていくことになります。そしてそれは、こうした家電大手を支えている多くの国内の企業群に対しても大きなダメージを与えていくことになり、日本の技術的な優位を大きく崩しかねない点について、私たちは真剣に憂慮すべきではないかと考えます。そしてそうであるからこそ、鴻海とその背後にいる勢力は7000億円という巨額を払ってもペイすると考えているわけでしょう。
 
 産業革新機構がSHARPの支援をすることに対しては「私たちの税金をなぜに何千億も投入しなければならないのか」という反発もあるようですが、話は日本の技術的優位性の存続に関わることでもあります。この点を見失わないことが大切であると私は考えます。


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメント

1. 鴻海は中国共産党傘下の企業です

おっしゃる通り、鴻海は実質中国共産党傘下の企業です。台湾の会社ではありません。鴻海に回路の設計図を渡してチップの生産を委託すると、設計図は中国国有企業の手に渡ります。
今回のシャープの鴻海の売却は、無能極まり無いシャープの経営陣と、それを後押しした銀行団およびその背後にいる財務省の意向です。産業革新機構は経済産業省配下の組織であり、債務の棒引きによる銀行のバランスシート悪化を嫌気した財務省との綱引きで負けたのです。そこには国益の概念など存在しません。
どちらに買収されるにせよシャープ大増資は避けられず(株価50円くらいがフェアバリューかな)、株主は泣くことになりますが、産業革新機構によってジャパンディスプレイと合併する方が日本産業界の為になったでしょう。
そしてシャープの次は東芝ですかね。

2. Re:鴻海は中国共産党傘下の企業です

>マキシマムさん
このような事態を迎えたことについては、シャープの経営責任は当然重いわけですが、私は政府の責任はさらに重いものだと考えています。20年間も緊縮財政を続けて国内市場を拡大させなかった中で、我が国の家電産業が競争力の観点で他国企業の後塵を拝する結果となったと考えているからです。国内電機産業の設備投資額の合計がサムスン電子の半導体部門のみへの設備投資額よりも小さくなっているのを知れば、シャープだけに問題を帰せられない現実が実感できるかと思います。しかもシャープの問題が回収できない過大投資にあるとされるわけですから、非常に複雑な気持ちになります。デフレ脱却のために企業に設備投資の増額を求める安倍政権ですが、緊縮財政によってGDPが伸びない中で設備投資を増やせば、シャープのようになりかねないのは、なんともやるせない話です。

3. どーも?失礼致します!

お初です?先ほど記事読みました☆人のブログを見てると楽しいですね♪大変参考になりました♪頻繁に更新してる人ってすごいですね~私たちも頑張りましょう★

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

朝香豊AY

Author:朝香豊AY
FC2ブログへようこそ!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。