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安倍外交が花開いたサミットの成功



今回のG7サミットを通して、私は安倍外交が目指してきたものをようやく認識するとともに、安倍外交が今回見事に花開いたことを確認しました。

戦勝国が敷いたレールに敗戦国が乗せられる「戦後体制」が70年以上にわたって続いてきたわけですが、これを終わらせることを安倍総理は画策し、この取り組みは今回のG7サミットにおいて大きく前進したといえるでしょう。

慰安婦問題を巡っての韓国政府との和解は実に筋の通らないものでしたが、しかしながら日本政府が問題解決のために慰安婦に対して改めて寄り添う姿勢を見せたことが、今回のオバマ大統領による広島訪問の布石になっていたことに、私はようやく気付きました。慰安婦問題での従来の日本政府の対応を手厳しく非難してきた日系3世のマーク・タカノ米下院議員が、今回オバマ大統領に対して広島を訪れるよう促す公開書簡を送るほどの動きを見せたことは、その一例です。「戦後体制」を終わらせる方向に向かわせるというより大きな戦略的な目的のために、慰安婦問題では誤解を受けることを承知で妥協をしてみせたわけです。

オバマ大統領が被爆者に直接声を掛け、被爆者もオバマ大統領に恨み節を投げかけるわけではなく、笑顔で応対し、オバマ大統領が被爆者をハグする一連のシーンは、非常に感慨深いものがありました。安倍総理の演説も、被害者の立場から加害者の立場を責め立てるようなものではなく、むしろいろいろな軋轢がある中でこのような場に姿を現したオバマ大統領に対する配慮を最大限示したものでした。それはまた、謝罪と賠償を求めることなく、相手の誠意を讃えて「過去を水に流す」という日本文化の高潔性の美しさを演出するものであり、また実際これによって過去に対するわだかまりは日本国民の中で急速に薄れることになったと思います。そしてこのような姿勢が和解に向けた日本古来の伝統的な知恵なのだということを、世界は徐々に理解していくでしょう。

今回世界各国の首脳が伊勢神宮を参拝されました。恐らく日本側からは、神道は自然崇拝をベースとした素朴な宗教意識に基づくものであり、教典すらないのだということの説明もなされているでしょう。そしてその素朴な宗教意識であることを伊勢神宮を実際に歩いて参拝することでG7の首脳に体感して頂いているというのも、日本の精神性を理解してもらうのに大きな役割を果たしているかと思います。

これが直線的に靖国神社に対する誤解を解くことにつながるとまでは思いませんが、「戦後体制」の溶解が急激に進んでいく中で、中韓による日本ディスカウントの運動の異質性が浮き上がっていくような流れが作り出されたことの意味は実に大きいと考えます。そしてこのような「わだかまりが和解に向かうプロセス」に日本的な精神性が大きな役割を果たすことを、世界はこれから徐々に理解していくことになるでしょう。

その他にもサミットには安倍総理のリーダーシップが随所に表れ、ここに至るまでに根気のいる周到な根回しが行われてきたことが伺えました。日本の官僚は本質的には優秀であり、その中には外務省も含むということを示すことができたサミットだったとも言えると思います。

こうした点からも、日本国民として誇れるサミットとなったことを、私は嬉しく思います。

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