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オスプレイ事故に関する若干の補足



 オスプレイの不時着について、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が記者会見で述べている動画がYouTubeでアップされていました。そこから国内のマスコミがあまり報じていないポイントがいろいろと見えてきました。

 まずは今回の事故の事実経過についてのニコルソン調整官の説明です。空中空輸を行っていたのは沖縄沖30キロの洋上で午後10時頃でした。プロペラによって空中空輸のホースが切断され、プロペラに損傷が生まれました。パイロットの所属からすると嘉手納や普天間に戻るべきだったのですが、それだと沖縄の民間地の上空を飛ぶことになってしまうので、住民の安全を優先的に考えて、パイロットはキャンプ・シュワブに近い浅瀬に着水するのがよいとの判断を下しました。パイロットは機体の高度を下げて飛行を続け、着水を試みました。


 このニコルソン調整官の説明にもやや疑わしいところがあります。というのは、着水地点がキャンプ・シュワブの北側であることを考えると、給油訓練を行っていた海域は恐らく沖縄北東部の海域と考えられ、南西部にある嘉手納や普天間まで戻ろうとするよりも、同じ沖縄北東部にあるキャンプシュワブを目指すほうがパイロットにとって現実的だったという理由からキャンプシュワブに向かったのだろうと思われます。つまり、住民の安全を優先的に考えて民間地の上空を飛ばないようにしてキャンプ・シュワブを目指したというのは、自己正当化のための方便ではないかと考えられます。

 ただそうだとしても、重大なプロペラの損傷があったにも関わらず、高度のコントロールを行えていたのは、オスプレイの危険性があらわになったというよりも、むしろオスプレイの強靭性と安定性の高さを示しているといえるのではないかと思います。防衛省の発表資料(http://www.city.musashimurayama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/977/fujichakusui2.pdf)によると、着水地点は沖合1キロで、オスプレイは事故後にまずは岸に近づくように飛行し、その後沿岸を飛行していたようです。機体が持たなくなる事態がいつ発生しても救助がしてもらいやすいように、沿岸を低空で飛ぶことを目指していたのだろうと思います。ともかく沖合30キロ地点でプロペラに重大な損傷が生まれながらも沖合1キロ地点まで飛行し、けが人が出たにしても搭乗員の5人が全員救助されたわけです。また、これは当たり前のことなのでしょうが、ニコルソン調整官は訓練をできる限り洋上で行うように努力していることを付け加えて説明していました。

 次に謝罪についてです。謝罪はないのかとしつこく食い下がる記者に対して、ニコルソン調整官は “What is the regret meaning? Regret is an apologize. We absolutely regret the incident. I think our regret is apology.”(regretの意味とは何でしょうか。regretは謝罪を意味します。我々はこの事故を100%regretしています。私たちのregretとは謝罪と言ってよいでしょう。)と答えました。さらにこの件についてはニコルソン調整官は会見の後ほどに再度取り上げて、「我々はきちんと謝罪しています。この事故をもとにオスプレイに対する信頼と信用をなくしてしまうかもしれない沖縄の人々に対して申し訳なく思っています。」「私たちが任務として実施している内容とか日本を守るために全うしている任務の内容については謝罪はしません。」 と述べていました。ニコルソン調整官は、左翼勢力がこの事故を理由として米軍の運用の制限を目論んでいることへのひとつのカウンターとしてこのような言い方をされたのだろうと思います。

 今回はまとまりのない文章になっているかと思いますが、どうかご容赦ください。

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