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外国からの工作について



 唯物論的、即ちリアリスティックに捉えれば、国家はそれ自体の維持・存続を図るのみならず、その力を拡大させようとするものだといえるだろう。経済的な利権が獲得できる可能性があるならば、それを追求するのは当然だし、他国の軍事的プレッシャーに屈しない軍事力を保持しようとするのも当然だ。倫理的に好ましいことではないとしても、軍事力や経済力のプレゼンスによって他国を圧迫して、自国の国益を確保しようとするというのも、普通にありうることだ。実際中国は南シナ海に人工島を造成して軍事基地化することを続けている。フィリピンの提訴によって常設仲裁裁判所で審理が行われ、中国の言い分が100%否定されようとも、そんなことで中国は引き下がることはなかった。そもそも提訴したはずのフィリピンにしても、中国の軍事的、経済的プレッシャーに負けて、中国の横暴を黙認する立場に転じている。フィリピン経済に対する中国の影響力の大きさとかフィリピンの軍事力に対して圧倒的なパワーを持つ中国の軍事力とかを無視できなかったのだ。これが現実の姿であり、そういう現実の中で我が国の安全と生存を守り抜くことを我々は考えねばならないのが実際だ。

 なのに、唯物論を標榜する共産主義者はこのリアリティーに基づいて現実を見ようとしない。この矛盾を我々は彼らに突きつけるべきではないだろうか。

 国家はこういうパワーゲームをあらゆるチャンネルを使ってやっているものだ。外国にもありとあらゆる工作を仕掛けるものだ。自国のイメージが上がるようにマスコミに働きかけを行うだろうし、芸能人や作家などにも働きかけを行うだろう。与野党を問わずに政治家をたらしこもうともするだろうし、財界も手なづけようとするだろう。技術者をたらしこんで技術を盗み取ろうともするだろうし、自国と敵対的な政府であれば、反政府勢力を焚き付けてその弱体化を謀ろうともするだろう。

 こうした外国の工作が日本に及んでいないと、どうして言えるだろうか。唯物論的に考えてありえないわけだ。そして実際の報道を見ても、そう考えないと理解できない事態が様々に進行している。

 例えば、中国に軍事占領されているチベットにおいて、チベット仏教の僧侶たちが中国による無法な統治に抗議する意志を示す手段として焼身自殺をしていることをご存知だろうか。しかも1人とか2人とかの話ではない。累計ではすでに150人を超える僧侶が焼身自殺を行っているのだ。西側のマスコミに大々的に取り上げられれば、中国の無法な統治に歯止めがかけられるだろうと期待してのことだが、日本のみならず諸外国においてもこうした報道は殆どなされていない。これほど大きなニュースが事実上なかったこととして葬り去られているのは、そこまで日本のマスコミに対する中国の工作が浸透していることを示していると考えるべきだろう。日本のマスコミだけではない。世界中のマスコミに対する中国の工作が浸透していることを示していると言えるだろう。

 国連安保理の北朝鮮制裁委員会専門家パネルの元委員である古川勝久氏は、北朝鮮のミサイル開発を助ける人たちが日本国内にもいて、ミサイルに日本製の部品が使われているだけでなく、日本のスーパーコンピュータが北朝鮮の核・ミサイル開発に利用されているとの情報があることを証言している。これまた驚天動地の特大のニュースだと思われるが、やはり全く報道されない結果として、このような衝撃ニュースも事実上なかったこととして葬り去られているわけだ。日本のハイテク部品がやすやすと持ち出されるほどに北朝鮮の工作は日本の経済界に浸透している。日本のスーパーコンピューターが北朝鮮の核・ミサイル開発に利用されるのを許すほどに北朝鮮の工作は日本の政界や学術界にも浸透している。そしてそうした事実が報道されないほどにマスコミにも浸透しているわけだ。

 酒を酌み交わして腹を割って話しさえすれば、みんな仲良く平和に暮らしていけるほど、現実の世界は甘っちょろい世界ではない。ゾゾッと背中が寒くなるほどのリアリティーにどう立ち向かうのかは、我々が真面目に考えなければならない課題だ。

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